また、会場で他に感じたのは女性の来場者の多さだ。Fateシリーズはもともと男性向けPCゲームから始まっている。しかし、特にFGOではいわゆるイケメンの男性キャラが数多く登場しており、熱心な女性ファンも多い。
会場でも女性のグループがイケメンキャラに扮したコスプレイヤーに黄色い声を上げ、スマホで撮っている姿を何度も目にした。運営側によると「来場者の男女比は調査していないが、体感で4割くらいが女性では」とのこと。FGOを支えているのが、決して「美少女キャラ好き男性」だけでないことを実感した。
各社が熾烈な競争を続け、はやりすたりも激しいスマホゲー業界。一過性のブームに終わらず長くユーザーに愛されることは難しい。その中で「世界観をリアルに輸出」「男性だけでなく女性も取り込む」というポイントは、いわゆる「マニア」以外にもユーザーを広げることにつながる。FGOがこのフェスで見せたユーザーへのアプローチ方法は、スマホゲーがビジネスとして、そして文化として継続するための1つの在り方かもしれない。
“FGOのある生活”って、何?
オタクグッズ、海を越えて「おつかい」します
「FGO」運営のディライトワークス、オフィス内にボードゲームカフェを新設
「FGO」運営のディライトワークスが、大阪成蹊大学と提携するワケ
大ヒット「FGO」を生み出した「TYPE-MOON」とは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング