東京商工リサーチによると、女優・綾瀬はるかさんが出演した映画「おっぱいバレー」の原作となった同名小説を手掛けた出版社、リンダパブリッシャーズ(東京都港区)が9月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
同社は2006年創業。おっぱいバレーが初めての作品だった。このほか、堀北真希さんが出演したドラマ「恋する日曜日 私。恋した」の原作本や、ヒット作「99のなみだ 涙がこころを癒す短篇小説集」など手掛けてきた。09年3月期には約2億円の売上高があった。
09年ごろにはカルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のトップ・パートナーズ(東京都品川区)の出資を受け(15年に解消)、さらなる事業拡大を狙ったものの、ヒット作が続かず資金繰りが悪化していた。
17年9月には「10月以降、新刊の出版を取りやめる」「既刊本の販売のみ事業を継続する」などと発表していたが、赤字が続いたことで事業継続を断念し、今回の措置となった。
「日経ビジネス アソシエ」休刊 ネット上で別れを惜しむ声
アニメ制作会社「プロダクションアイムズ」が債務整理 「はいふり」など手掛ける
作家・椎名桜子氏の個人事務所「オフィシャル・タブー」破産
集英社「YOU」休刊 「女性読者の漫画雑誌離れに歯止めをかけられず」
芳文社「まんがタイムジャンボ」「ファミリー」が「突然の休刊」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング