公的医療保険や公的年金は、原則として複数の制度に重複して加入できません。また、健康保険や厚生年金保険は、国民健康保険や国民年金よりも加入の優先順位が高いのです。
そのため、国民健康保険や国民年金に加入していた方が、例えば9月1日から会社で働き始め、健康保険や厚生年金保険に加入した場合、国民健康保険や国民年金の被保険者の資格を喪失します。
こういったケースで、9月以降の国民健康保険や国民年金の保険料を納付していた場合、過払い金が発生しますから、この返還を請求する必要があります。
このうちの国民年金については、行政側が「国民年金から厚生年金保険に切り替わった」ことを把握できるため、過払い金請求に必要な書類が送られてくるのを、待っていれば良いのです。
しかし国民健康保険については、市町村役場まで行って、国民健康保険の被保険者の資格喪失の手続きや、過払い金請求の手続きをする必要があります。
国民健康保険は、国民年金のように受け身ではいけないのです。
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