「デジタル資産」把握してますか? 死後、トラブルを起こさないためにマネーの達人(1/3 ページ)

» 2018年05月22日 05時30分 公開
[鈴木まゆ子マネーの達人]
マネーの達人

 インターネットが生活のインフラとなった今、ネット上の銀行口座や証券、仮想通貨などといった「デジタル資産」は当たり前のものとなりました。

 紙や通帳のような実体がなく、全てデジタルで完結するため、「言わなければ、自分以外誰も知らない」状態となることも珍しくありません。

 資産の持ち主が元気なうちはいいのですが、突然相続が始まった場合、目に見えない資産だからこそ思わぬ迷惑を相続人にかけることになります。

photo 目に見えない「デジタル資産」が家族に思わぬ迷惑を掛けてしまうかもしれない

「デジタル資産」の意義とメリット・デメリット

「デジタル資産」とは

 インターネット上に独立して存在するデジタル化された財産のことを言います。広義の「デジタル資産」には、

  • ネット上のブログ
  • SNSアカウント
  • メール
  • オンラインのゲーム
  • ショップのアカウント
  • ネットに投稿した文字や音源、画像など

 も含みますが、今回は相続税の資産性のあるものだけをテーマとします。

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