退職者からの評価が高い会社は? 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」の調査によると、1位はGoogle日本法人だった。同社は充実したオフィス環境や福利厚生が元社員からも高く評価されていた。退職者には「魅力的な環境をあえて離れることで成長したい」と考える人が多かった。
Google日本法人の主な退職理由は「全く不満はないが、新しいチャレンジが見つかったから」「挑戦することをいつの間にか忘れていたから。良くも悪くも居心地がいいので……」など。
「あまりにも恵まれすぎており、ハングリーさが失われるから」「起業するから退職するが、個人的にはそれ以外に辞める理由が見つからない」なども挙がった。
2位はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、3位はマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社、4位はゴールドマン・サックス証券、5位はリクルートホールディングス――と続いた。各社を辞めた社員は、業務内容やブランド力を高く評価していた。
各社を退職済みの人は、かつて入社した理由に「今後のキャリアパスとして経験が積めると考えたから」(P&G)、「幅広い業界、分野の経験を短期間で積むことができるから」(マッキンゼー)、「一番効率良く知識を蓄えられ、金融業界で最前線に立つことができるから」(ゴールドマン・サックス)などを挙げていた。
Vorkersは「辞めた会社を高く評価している人は、自身のキャリアに対する自律意識が高く、成長のために会社を活用しようとする姿勢を持っていた人が多い」と分析している。
6〜10位はボストンコンサルティンググループ、三菱商事、三井物産、アステラス製薬、キーエンス――という結果だった。
調査は2007年7月〜18年8月にかけて、退職者からの口コミ投稿がVorkersに30件以上ある124社を対象に実施。計1万2835件の口コミを分析した。
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