まだまだ天下が続くことになる。東京都内の病院で右膝の骨片を摘出する内視鏡手術を受け、無事に終了した大相撲の横綱・白鵬のことだ。
秋巡業中に右ひざの痛みを訴えて離脱。内視鏡手術はメスを入れずにクリーニングするだけで、大きな手術ではないため、早ければ10月下旬には稽古を再開できる見通しとなっている。ただ、それでも九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の出場予定についてはまだ微妙な状況だ。
しかしながら出場しようがしまいが、白鵬にとっては痛くもかゆくもない展開となるのは間違いない。すべては自分の描いた思い通りに事が運んでいるからである。
秋場所では横綱として800勝、幕内1000勝に到達し、最多記録を独走する41度目の優勝を達成。今季初Vを全勝で決めた。これで2006年から13年連続の優勝となり、大鵬の12年連続を抜いて単独1位に躍り出た。
記録を次々と塗り替えるので、もう手にする栄光すら見当たらないのではないかとも思える。現在33歳8カ月。自身は20年の東京五輪を横綱として迎えることを次の目標に掲げているが、2年後どころかその先も突っ走りそうな気配である。
ちなみに昭和以降で全勝優勝の最高齢記録は年3場所だった1952年春場所で全勝した横綱・羽黒山の37歳2カ月。年6場所制となった58年以降では59年の名古屋場所を全勝で制覇した横綱・栃錦の34歳5カ月が最高齢だが、これら2つの記録も今の白鵬ならばクリアできそうな気がしてならない。
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