時速500キロ、わずか40分で東京(品川駅)と名古屋(名古屋駅)を結ぶリニア中央新幹線。東京から大阪(新大阪駅)までは67分を予定している。開通により、首都圏、中京圏、近畿圏合わせて約6500万人という巨大都市圏が誕生する。
品川〜名古屋間の開通は2027年を予定しているが、実は山梨県のリニア実験線では、毎日のように時速500キロの走行試験が約42キロにわたって行われている。
10月25日、記者はリニアに乗車し時速500キロを体感してきた。感想は……。
普通の乗り物だった。しばらく乗っているとまるで新幹線に乗っているような感覚に陥る。車内の様子も新幹線によく似ている。
そんなリニアだが、明らかに新幹線と異なると思った点が1点あった。最高速度の時速500キロを出した後、400キロを切るくらいの速度になると、まるで徐行しているかのように感じるのだ。300キロまで下がると、かなり遅いように感じる。だが現行の東海道新幹線の最高速度が285キロであることを考えれば、記者が感じたリニアの「徐行」は東海道新幹線の最高速度なのだ。
JR東海の資料によると、リニアが結ぶ各駅間の所要時間は以下の通りとなっている。
(品川駅〜名古屋駅、品川駅〜新大阪駅の所要時間は最速タイプの場合)
2027年の開通(品川駅〜名古屋駅間)に向け、各地で工事が進んでいる。
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