商社・卸売業界で残業時間が最も少ない企業は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが調査した結果、1位は丸紅で15.3時間だった。長く働くことが美徳という風潮は確実に減っているという。
社員からは「早帰りや休暇取得は尊重されている。上司は早めに退社したり若手社員に早く帰るよう促したりという動きが増えた。全社を挙げて労働時間を減らしていこうとしている」「残業時間は月10時間程度。休日出勤はない」といった意見が寄せられた。
2位は三井物産(20.0時間)。「午後8時には半分以上の社員が退社している。繁忙期には忙しくなるためタクシーで帰ることも年2、3回程度あるが、会社がタクシー代を負担する」「午後5時半に1回、午後7時半に1回、退勤勧告のようなアナウンスが流れる」との声があった。
3位は双日(32.5時間)。「バックオフィス関連の部署であれば残業は総じて少ない」「基本的に休日出勤はなく、あっても相当の手当が出る。手続きはそれなりに必要になってくるものの、働きやすいよう整備されている環境があるので不満はない」などの意見が出た。
4位は豊田通商(35.9時間)。「有休は比較的簡単に取得できたので、ワークライフバランスに関していえば今まで勤務した会社の中で1番よかった」「早く帰る雰囲気がり、上司が残っていても帰りやすい。今後もワークライフバランスを強化していくらしい」との評価が集まった。
5位は三菱商事(36.3時間)。「休日出勤もあるがそれに見合った給与ややりがいを得ているので特に嫌だと思うことはない。残業時間は時期によっては少なく、有休も取得しようと思えば取得できる」と、特に心配することはないという。
調査は16年4月1日〜18年3月31日に実施。『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「卸」「商社」に記載があり、「キャリコネ」に正社員として登録しているユーザーから給与・残業情報が20件以上寄せられた企業を対象にランキング化した。
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