30〜40代のミドル世代の転職支援サイト「ミドルの転職」を運営するエン・ジャパンが、35歳以上の転職経験者を対象に転職後の年収について調査したところ、52%が転職後に「年収が上がった」ことが分かった。具体的には「基本給」(83%)、「賞与額」(49%)、「評価制度」(17%)、「福利厚生・諸手当」(16%)などが年収を底上げしたようだ。
年収の上昇額については「100〜149万円」(29%)と答えた人が最も多く、「50〜99万円」(19%)、「150〜199万円」(12%)、「200〜249万円」(10%)、「49万円以下」(10%)――と続いた。
年収アップに成功した経験者が転職時に意識したことは「経験が活かせるポジションであること」(60%)、「将来性がある企業・業界であること」(37%)、「スカウトオファーから選ぶ」(23%)、「年収交渉が可能な企業であること」(19%)、「管理職募集であること」(17%)──などだった。
年収アップに必要な能力を「コンセプチュアルスキル(概念化能力)」「ヒューマンスキル(対人関係能力)」「テクニカルスキル(業務遂行能力)」別に聞いたところ、コンセプチュアルスキルでは「定義化(物事の本質をつかみ言葉で表わす)」(53%)、ヒューマンスキルでは「コミュニケーション能力」(76%)、テクニカルスキルでは「業務経験」(66%)がそれぞれのトップに挙がった。
調査は8月31日〜9月30日にかけて、「ミドルの転職」を利用する35歳以上の転職経験者907人を対象にインターネット上で実施した。
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