10月下旬の東京・渋谷。すっかり定着したハロウィーンを楽しむために、週末を中心に仮装した人々がたくさん集まっている。10月31日の本番に向けて、盛り上がりはどんどん加速してきた。
一方、楽しんでいる人たちの姿以上に報じられているのが、マナーを無視して行動する人々。週末の27日(土)深夜から28日(日)未明にかけてトラブルが続発。興奮した若者たちが軽トラックを倒したほか、痴漢やけんかなどの犯罪や迷惑行為も多数あった。この事態に、地元の渋谷区長は「大変憤りを感じております」とメッセージを公開。マナーを守って楽しむように呼び掛けた。
ゴミが散乱していた週明け29日の早朝。仮装した人々が消えたはずの繁華街に「お化け」の姿があった。
お化けの手には、ほうきとちりとりがある。そして、落ちているゴミをほうきではいて集めていく。袋にはどんどんゴミがたまっていった。
お化けの正体は、千葉県松戸市を応援するキャラクター「ばけごろう」だ。白くてふんわりとした形をしていて、黒いとんがり帽子をかぶっている。恐ろしい表情をしている……ということはなく、大きな目と口、笑顔が印象的だ。
ばけごろうは、10月27日に生まれたばかりの新米キャラ。ゲームやアニメ、コスプレなどのイベントを多く開催している松戸市の活動を応援するために生まれた、非公式キャラクターだ。
ばけごろうを誕生させた松戸市の芸能事務所、Art Stone Entertainmentの担当者は「松戸市では公園や神社などを使ってコスプレイベントなどが開かれている。『エンタメのまち』としてさらに知名度を上げるために応援したい」と話した。なぜお化けのキャラクターなのかというと、「エンタメのイメージを追求したらお化けになった」と説明する。他のキャラとイメージがかぶらないことも考慮したという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング