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» 2018年11月15日 08時00分 公開

リニア開通で日本の「働き方」が変わる:長野県、山梨県、静岡県が「首都圏」になる日 (3/5)

[今野大一,ITmedia]

長野県、山梨県が「首都圏」になる日

 リニアが開通すれば、品川駅から山梨県甲府市へは30分を切る。また、現在は高速バスで約4時間もかかる長野県飯田市へも約45分の所要時間になるなど、東京までの「距離」がぐっと近くなるのだ。そうなると、移動時間に関しては、山梨県や長野県を実質的な「首都圏」と呼んでも違和感のない所要時間になる。週に2回だけ東京のオフィスに出勤し、普段は子どもを育てるために山梨や長野の自宅で過ごす、という選択もできるのだ。

 山梨県駅、長野県駅予定地の近くには高速道路も通っていて、両駅の近郊は「自然に恵まれ、かつ都心へのアクセスも良い居住地」として人気が出るかもしれない。

 例えば、長野県の飯田市近郊には「日本一星空が美しい」と形容される阿智村がある。こうした風光明媚なところで在宅勤務をし、出社が必要なときだけリニアで上京する、といった働き方をする人が間違いなく出るだろう。朝起きて、山村の風景を見ながらきれいな空気を吸い、リニアで品川まで行く。東京のオフィスで仕事を早めに切り上げた後、再びリニアで帰路につき、夜は満点の星空を眺める、という生活も可能になるかもしれない。

 現在でも1時間程度で東京駅に行くことができる北陸新幹線の群馬県〜長野県内にある各駅や、東海道新幹線の静岡県内にある各駅から東京へ通勤する人もいる。静岡県東部に位置する静岡県三島市には「三島都民」なる言葉もあるそうだが、リニアが開通すれば、「甲府都民」「飯田都民」という言葉もできるかもしれない。

phot 長野県飯田市の風景(写真提供:ゲッティイメージズ)

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