料金が数十万〜数百万と高額化した場合、一括で支払うことができなかった顧客に対し、いわゆる売掛金(“カケ”などと呼ばれます)という扱いにして、ホストクラブ側が支払いを一定期間待つケースがあります。
売掛金は担当ホストの責任のもとで管理し、回収できなければホストが店に支払わなければならない――というルールを設けていることが多いようです。そのため、売掛金を回収するために担当ホストは必死になるわけです。
過去には、顧客に「ホストから頻繁に脅しのようなメールや電話が入る」「実家や職場に連絡が入る」「暴力を振るわれる」といった事案がありました。
追い詰められて、消費者金融や親族からお金を借りさせられたり、風俗店で働かされたりと、売掛金の支払いを行うためにつらい思いをされている方もいらっしゃいます。
もちろん飲食の代金であるため、原則的には支払い義務を負うものではありますが、上記のようなかなり強引な取り立てに遭遇すれば、追い詰められることによって自身の健康や生活が必要以上に害されることになります。
担当ホストは、顧客側が了承するまで電話やメールで連絡してきたり、職場や自宅、実家に来たりするなど、売掛金を回収するためにさまざまな揺さぶりをかけてきます。ときには「支払えないのであれば、無銭飲食なので警察に対応してもらうしかない」などと話してくることもあります。
冷静に話をすることができるのであれば、支払いスケジュールを交渉してもよいかもしれません。ただ、上記のような精神的な揺さぶりをかけられているとしたら、ご自身で対応するのは危険かもしれません。
そのようなときは速やかに弁護士にご相談ください。相手方の対応が度を越したものであれば、警察に対応を要請する場合もあります。何よりご自身だけで抱えないことが重要です。
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