調査リポート
» 2019年01月08日 18時38分 公開

「上司と飲むのはイヤ」という部下も:仕事に「やりがい」求める上司、「休みやすさ」求める部下――調査で分かった“世代間ギャップ”

30代以上の管理職と20代の若手では、仕事に求めるものはどう違うのか。人材会社アデコが調査結果を発表した。管理職はやりがいや社会貢献、若手は休みやすさや残業の少なさなどを重視していることが分かった。

[ITmedia]

 30代以上の管理職と20代の若手では、仕事に求めるもの、仕事に対する満足度、仕事を続ける意欲などが大きく異なる――。人材会社アデコの調査でこんな事実が浮き彫りになった。

 同社が若手・管理職500人ずつに「仕事をする目的」を聞いたところ、51.6%の管理職が「やりがいや達成感を得るため」と答えたが、同様の回答をした若手は33.2%にとどまった。「仕事を通じて社会に貢献するため」(管理職43.6%、若手27.2%)と答えた人の比率にも差がみられた。

 「仕事をする上で重視していること」に関しては、管理職からは「自分のやりたい仕事であること」(51.0%)、「個性や能力を生かせること」(42.8%)などの答えが多かった。一方、若手からは「休暇の取りやすさ」(61.4%)、「残業の少なさ」(46.6%)などの意見が多く挙がった。

photo 「仕事をする上で重視していること」(=アデコ調べ)

 現在の仕事に満足している人の割合は、管理職の57.8%に対し、若手は47.2%にとどまった。項目別では、「仕事内容に満足している人」(管理職57.6%、若手48.6%)、「人事評価・昇給・昇格に満足している人」(管理職37.6%、若手31.2%)などで差がつく結果となった。

 転職意向については、管理職の63.2%が「転職は考えていない」と答えた一方、同様の意見を持つ若手は45.6%にとどまった。

 時期別の転職意向を聞いたところ、「すぐにではないが、転職を考えている」(管理職:26.2%、若手:35.8%)、「1年以内の転職を検討している」(管理職:3.4%、若手:5.4%)、「半年以内の転職を検討している」(管理職:3.8%、若手:6.2%)、「現在転職活動をしている」(管理職:3.4%、若手:7.0%)と、全ての項目で若手が管理職を上回る結果となり、アデコは「若手は転職に対する抵抗感が低いことがうかがえる」とみている。

photo 若手と管理職の転職への意向(=アデコ調べ)

コミュニケーションが裏腹に

 若手に、上司や先輩とコミュニケーションを取る際に「好ましくない」と感じることを聞いたところ、トップは「飲みに誘われる」(30.2%)だった。「メールやSNSなどでやりとりしてくる」(27.0%)、「個別面談や対話の場を持つよう促してくる」「仕事以外の話を聞いてくる」(ともに22.6%)、「自分の意見や考えを聞かれる」(17.4%)などの意見も多かった。

 一方、管理職には、若手との接点を持つために飲みに誘ったり、メールなどを送ったり、個別面談を設けたりしている人も存在したため、アデコは「良かれと思っている行動が、受け手には煩わしく感じているという実態があることが分かった」と結論付けている。

 調査は2018年9月28〜29日にインターネット上で実施した。

photo コミュニケーション面での世代間ギャップ(=アデコ調べ)

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