楽天は1月10日、同社のプロ野球、プロサッカーチームのホームスタジアム2カ所にて、2019年開幕戦から順次、現金を利用不可とし、完全キャッシュレス化を進めると発表した。「スマートスタジアム構想」と名付け、チケットや飲食、グッズなどスタジアム内で販売するものを、現金に代わりキャッシュレスで決済できるようにしていく。
ごく一部の店舗だけを現金が使えるように残すほか、現金で楽天Edyにチャージできる機械を設置することで、現金で決済したい来場者もサポートしていく。楽天が関連施設で現金の取り扱いをやめ、キャッシュレス決済のみとするのは初めて。
キャッシュレス決済により、楽天スーパーポイントが貯まるほか、小銭を探す手間やお釣りの受け渡しミスがなくなることがメリットだ。またビールが半額になるなどのキャンペーンも予定している。
利用できるのは、QRコードを使ったスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」、電子マネー「楽天Edy」、ポイントカード「楽天ポイントカード」、各種クレジットカードとデビットカード。楽天グループ以外が提供するスマホアプリ決済、電子マネー、ポイントサービスへの対応は未定としている。
キャッシュレス化を進めるのは、プロ野球・楽天イーグルスのホームスタジアムである「楽天生命パーク宮城」(4月2日開幕戦から)と、プロサッカー・ヴィッセル神戸のホームスタジアムである「ノエビアスタジアム神戸」(日程未発表の開幕戦から)。なお楽天ポイントによる決済は、楽天生命パーク宮城では全141店舗中87店舗の対応、ノエビアスタジアム神戸では開幕戦時点では利用できないが、今後拡充し、完全キャッシュレス対応を目指す。
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