お笑いをつまらなくしたのは誰か セクハラの境界線視聴率ダウン(4/4 ページ)

» 2019年01月25日 10時28分 公開
[増沢隆太INSIGHT NOW!]
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 一般人の社会や職場ではなく、テレビなど演芸における内容においては、受け手のリテラシーが問われます。格闘技を試合会場で行うのは正当業務ですが、路上で勝手に戦えば暴行です。バラエティ番組で笑いを提供するのは芸人としての正当な業務です。

 バラエティ番組がイジメを助長するという暴論が意味をなさないのは、バラエティは芸であって、イジメは単なる暴行という犯罪だからです。なぜか学校内で起こった犯罪は訴追されないことが結果として多いだけで、犯罪を放置することこそイジメ助長ではないのでしょうか。

 リテラシーのない人間のために芸術が弾圧されることは許しがたい暴挙だと思います。(増沢隆太)

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著者プロフィール:増沢隆太(ますざわ・りゅうた)

株式会社RMロンドンパートナーズ代表取締役。キャリアとコミュニケーションの専門家として、芸能人や政治家の謝罪会見などをコミュニケーションや危機管理の視点で、テレビ、ラジオ、新聞等において解説している。大学や企業でのキャリア開発やコミュニケーション講座を全国で展開中。著書「謝罪の作法」他多数。


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