コラム
» 2019年02月25日 14時36分 公開

なぜバイトテロは大炎上するのか:日本のタブーに触れた「バカッター」たち (1/4)

繰り返されるバカッター騒動、バイトテロは、日本のタブーである「食べ物を大事に」に触れたから炎上した。欧米で、人種差別や動物虐待が炎上しやすいように、日本では「食べ物」がポイントだ。

[中嶋よしふみ,ITmedia]

 先日からアルバイト店員の撮影した問題行動がSNSで拡散される、いわゆる「バカッター騒動」が立て続けに発生している。

 いちいち企業名は挙げないが、コンビニでおでんを口に含んで吐き出す、すし屋で魚をゴミ箱に捨てて再度まな板に戻す、中華料理屋でコンロの火を使ってタバコの火をつける、カラオケ店で肉を床にこすり付けてから揚げ油に入れるetc……。

(写真提供:ゲッティイメージズ)

 騒動が広がるにつれ、過去の動画が掘り返されたり新しい動画が出てきたりとバカッター騒動は終わる気配もない。「バカなアルバイトもいるもんだ」と他人事として見ている人ばかりだと思うが、部下を持つ人、特に店舗運営に関わる人は頭を抱えているだろう。

 こういった問題が起きるのを未然に防止するには、トラブルの共通点を考えれば良い。

 「飲食店、あるいは食べ物を扱っているお店で起きていること」

 「若い男性が起こしていること」

 過去に起きた同様のトラブルにもこの2つの共通点が見受けられる。そこから浮かび上がるものは何か? 今回の騒動を「ネットで偶然炎上した下らない問題」ではなく、「企業を破たんさせかねない深刻な問題」と捉えて本質的、根本的な対応を考えてみたい。

 →後編

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

Digital Business Days

- PR -