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アルコール6%なのに「ストロングゼロ」 新商品を出すサントリーの狙いこれまでは9%(2/2 ページ)

» 2019年03月11日 12時00分 公開
[昆清徳ITmedia]
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酒離れが進む若者の心もつかまえる

 RTDは若い世代が初めて飲むお酒として向ているようだ。同調査において、20〜30代に「初めて飲むのに向いているお酒」を聞いたところ、「RTD」と回答した人が67.8%とトップになった。その理由については、「飲みやすそうだから」(67.5%)、「アルコール度数が低めであるから」(35.9%)、「味の種類が豊富で選べるから」(30.4%)、「手軽であるから」(25.6%)、「甘い味がするから」(24.1%)となっている。

 ストロングゼロシリーズは、スーパーや量販店で1本(350ミリリットル)100円程度で販売されている。懐具合の寂しい若者にとって、気軽に買える商品となっている点も支持される理由だろう。

 RTDは若者だけでなく、幅広い世代から指示されている。同調査で、最近1カ月以内に自分で購入してお酒について尋ねると、RTDだと回答した人はどの世代でも09年調査時から増えている。

 このように若者だけでなく幅広い世代に浸透しているRTD市場において、サントリースピリッツの新商品はどれほど支持されるだろうか。

photo 一人で飲むときでもRTD(=RTDに関する消費者飲用実態調査)
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