ガートナーが2月に実施した調査によると、「ブロックチェーンを理解している」経営層の割合はわずか16.7%だったことが分かった。これは1年前に行なった調査の27.8%から大きく減少している。「変化し続けるブロックチェーン技術の動きに経営層が追いつけずにいる」とガートナーは分析している。
一方で、企業がブロックチェーン技術によせる期待は大きい。回答者の多くが、ブロックチェーンは「インターネットと同じレベルの大きなインパクトをもたらす」「UberやAirbnbのようにビジネスを変革する」と答えている。
ガートナーの分析によると、ブロックチェーンは過度な期待のピーク期を越え、幻滅期へと坂を下りつつある。これは、ブロックチェーンへの期待は大きいものの、技術的にもビジネスへの応用にも課題が残っているためだ。
この調査は、従業員数500名以上の国内企業で、ITインフラに関わるマネージャーに向けて行われた。回答数は515件だった。
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