ヒトオシ
インタビュー
» 2019年04月15日 07時30分 公開

マイナンバーを嫌ってTポイントを喜ぶ、日本人が気付いていない思い込み古市憲寿VS. ひろゆき(後編)(4/4 ページ)

[斎藤哲也,ITmedia]
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AI化で幸福の総量は増える

――AIにも利益最大化とは違う目的を与えれば変わりますか?

ひろゆき: あまり変わらないと思います。例えば評価経済(評価を仲介して、モノやサービスなどが交換されること)というけれど、それは今の資本主義と大して変わりません。評価の最大化を目指すようなAIを作ろうとすれば、違法なかたちで評価を増やすのもアリになる。悪さをするとカッコいいから評価が上がるみたいにね。正当な評価しか認めないシステムと、正当なことも違法なことも評価として認めるシステムがあったら、選択肢の多い後者が勝ちます。

 でも、誘導されている側にしたって、選択させられているからみんな幸せなんじゃないですか。今でもTwitterなどで実生活になんの価値もないのに、「いいね」をもらうのにお金や労力を使って楽しいと思い込んでいる。むしろ幸せの総量は増えますよ。

古市: インスタグラマーも、はたから見たら労働みたいなことやってますもんね。わざわざ代々木公園に行って手作りシャボン玉を何百テイクも撮影したり、森に行ってポーズとってみたりと、仕事にしたらいくらかかるんだろうということを好きでやっている。でも本人が楽しいわけだから誰も止められないし。幸福の総量は確かに増えそう。

ひろゆき: 客観的なところから、「あいつらだまされているよね、あはは」と言っている僕みたいな人がいると、突然冷静になって恥ずかしいことをしていると立ち止まる人もいるかもしれない。でも、そういう存在がいなくなったときには、たとえ誘導されようとも、主観的にはみんながみんな幸せな素敵な社会ですよ、きっと。

(撮影:稲垣純也)

(終わり)

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