コラム
» 2019年04月26日 06時00分 公開

西村博之が語る「令和ニッポンの処方箋」【後編】:ひろゆき流“オワコン日本”の幸福論―― 他人とズレていたほうが幸せになれる!! (1/5)

ひろゆきこと西村博之氏が、令和時代を迎える日本が今後どんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかを3回にわたって提言。最終回は“オワコン日本”でも「おいしく」生きていくための方法論。

[ひろゆき(西村博之),ITmedia]

 いよいよ平成が終わって令和が始まりますが、残念ながらこのまま行くと、日本に明るい未来はやって来ないでしょう。こんな予想はハズれたほうがいいに決まっていますが、いろいろなシミュレーションをしてみても、日本経済が悪くなる以外の方向性は見えません。

 ただ、誤解がないように言っておくと、これは日本全体の話です。そんな中でも個人一人ひとりは、いくらでも幸せに生きられます。

 近刊『このままだと、日本に未来はないよね。』では、これから日本がどんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかをまとめました。最終回の後編では、“オワコン日本”で「おいしく」生きるための幸福論をお届します。

phot ひろゆき(西村博之) 1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、米国のアーカンソー州に留学。99年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。06年、「ニコニコ動画」を開始し、大きな反響を呼ぶ。09年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。15年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に(撮影:須貝智行)

「1億人を幸せに」はムリだけど、個人にはいい時代

 前回まで「このままだと日本はヤバイよね」という話をしてきましたが、これから日本全体をよくするのは難しいと思います。日本全体をほかの国と比較して相対的に高い位置に持っていきたいのであれば、政治的なものが変わらなければ不可能でしょう。

 ただ、個人一人ひとりが楽しく過ごしながら生き残る方法は、あると思います。

 「自分の親戚や知り合いなど100人ぐらいを幸せにします」はできると思うんです。自分で会社をつくって従業員として雇うとか、やりようはいろいろあるんですが、「1億人全員を幸せにしよう」は、もう無理でしょう。

 実際、一人ひとりの生活は、昔よりもかなり自由になってきている気がします。例えば、90年代に1人でそれなりに便利に暮らしていた人は、クルマやコンポ、ゲーム機など、いろいろなものを買っていました。だから、ふつうのサラリーマンが生活するだけでも、けっこうお金が必要だったんです。

 でも今は、身の回りの電子機器はスマホ1台で済むようになったので、お金がない人とお金がある人で持っているものは、あまり変わらなくなってきました。昔はクルマを持っていることはステータスでしたが、今、東京に住んでいる金持ちでもクルマを持たない人が増えましたよね。むしろ、かつて金持ちしか買えなかったものを、庶民が買えるようになりました。

phot 昔はクルマを持っていることがステータスだったが……(写真提供:ゲッティイメージズ)
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