副都心線・雑司が谷駅(東京都豊島区)の近くにある鬼子母神堂の境内に小さな駄菓子屋がある。創業1781年、東京で最も古い駄菓子屋とも言われている「上川口屋」だ。
店頭には懐かしさを感じさせる100種類以上の駄菓子が所狭しとズラリと並んでいる。眺めているだけでもなんだかワクワクする光景だ。
そして、そんな駄菓子屋を1人で手際よく切り盛りする、パワフルな店主・内山雅代さん(78歳)の姿がそこにはあった。
内山さんは小学生のころから母親の手伝いでお店に出ていたといい、かれこれ60年以上は駄菓子屋の運営に携わっているという。もうすぐ80歳という高齢にもかかわらず、内山さんは基本的には年中無休で働いており、雨の日など天候の悪い日だけ上川口屋を休業する。
仕事熱心な内山さんだが、歌を歌ったりクラッシック音楽の演奏を聞きに行ったりと、趣味にも力を入れている。長年働き続けるには「仕事だけじゃダメ。趣味も楽しみながらバランスを取り、人生を楽しむことが秘訣(ひけつ)だ」と内山さんは明るく話す。
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