それでは、どんな住民がモンスターになってしまうのだろうか。土屋氏は「定年後にリタイアしたり、何らかの理由で職に就いていないといった理由で時間に余裕がある」もしくは「会社やその他の組織から脱落した経緯がある」という条件を挙げる。また、モンスターは自分が管理組合に大いに貢献していると自任しており、モンスターだと周囲から見なされていることに自覚がないこともあるという。あくまで筆者の個人的見解だが、モンスターは“社会的承認欲求”を満たそうとしているのかもしれない。
高齢化が進む中で、会社をリタイアした住民が増え、モンスターは今後どんどん増えるだろう。もちろん、マンション内の運営に対して異を唱えるのが悪いことではない。主張が違えば、時には衝突することもあるだろう。だが、マンションを適正に運営するためには、こういったモンスターとうまく付き合っていく必要性が高まっているようだ。
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