なぜあの商品は売れた? 行列研究所が謎に迫る
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» 2019年08月06日 05時00分 公開

長浜淳之介のトレンドアンテナ:タピオカバブルは崩壊間近? 有力チェーン「ゴンチャ」が荒波を乗り越える条件 (2/6)

[長浜淳之介,ITmedia]

組み合わせは2000通り以上

 ゴンチャは漢字で貢茶と書く。中国では古来、希少だった最高品質のお茶を皇帝に献上するしきたりがあった。貢ぐ茶、すなわち「貢茶」である。後世になって、お茶は大衆に愛されるようになり、世界中に広がっていった。

 ゴンチャというブランド名には、中国の皇帝が愛したような上質なお茶を、カジュアルなスタイルで、日常的に顧客に味わってもらいたいという思いが込められている。

 日本法人のゴンチャ ジャパン広報は、「台湾から仕入れた上質な茶葉を使用し、抽出時の湯温や抽出時間を茶葉ごとに変えて、それぞれの風味を最大限に引き出せるように、こだわりを持って提供している」と人気の秘けつについて説明する。

 メインターゲットは20代後半の女性で、明るく落ち着いた雰囲気の店舗デザインを採用。顧客の自宅から勤務先・学校への動線に沿って出店している。大都市圏を中心に進出しているのが特徴だ。

 顧客は来店すると、豊富なメニューから好きなドリンクを選ぶ。次に、甘さ、氷の量、3つまで選べるトッピングを決める。これらを自在に組み合わせれば、自分好みのドリンクを提供してもらえる。カスタマイズの組み合わせは2000通り以上にもなる。

photo ゴンチャの豊富なラインアップ

 ゴンチャでは、カスタマイズされた台湾茶をスペシャリストであるティー・コンシェルジュが提供する。あたかも、スペシャリティコーヒーの店で、バリスタがコーヒーをいれるのになぞらえているようだ。

 ベースとなるオリジナルのお茶は、ブラックティー(紅茶/全発酵茶)、ジャスミン・グリーンティー(緑茶/不発酵茶)、ウーロンティー(青茶/半発酵茶)、阿里山ウーロンティー(同)の4種類。それぞれアイスかホットを選択できる。サイズはS、M、Lと3種類あり、Lはアイスのみが提供される。

 想定利用シーンは、ブラックティーが「からだポカポカ」、ジャスミン・グリーンティーが「朝の目覚めに」、ウーロンティーが「こってりな食事に」、阿里山ウーロンティーが「リフレッシュに」。日本ではあまり見なかった、緑茶とウーロン茶と紅茶を総合的に扱う専門店というのが、大きな特徴だ。

 ベースのドリンクには、泡立ちが特徴のミルクフォーム、ミルクティー、さらには果汁が入ったティーエード、ジュース、スムージーなどがある。

photo ゴンチャはお茶を気軽に楽しむ文化を提供する

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