“日本×台湾”の書店が面白い「誠品生活日本橋」 交流を生み出す仕掛けとは9月27日開業「COREDO室町テラス」(3/3 ページ)

» 2019年09月26日 11時00分 公開
[加納由希絵ITmedia]
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「日本橋再生計画」は新たなステージに

 三井不動産は2004年、「日本橋再生計画」第1弾として「COREDO日本橋」を開業。都市の多様化とにぎわい創出を目指し、「COREDO室町」や複合施設などを整備した。再生計画は14年から第2ステージに入り、「COREDO室町2」「COREDO室町3」などを開業。路面店開発による路地の整備なども手掛けた。

 そして、COREDO室町テラスが入る日本橋室町三井タワーの完成をもって、再生計画を第3ステージに移行させる。五街道の起点として全国から人やモノが集まった江戸時代の日本橋を再現する「オープンな街づくり」を進めるという。その一環として、日本橋川沿いに商業施設やオフィス、広場などを整備。川を含めて幅約100メートル、長さ約1200メートルの広大な親水空間が生まれる予定だ。

 牛河氏はCOREDO室町テラスの位置付けについて、「これまでのCOREDOはにぎわいをつくることに主眼を置いていた。今回はさらに進化して、もう一段、幅広いお客さまに多様な体験を提供したい」と話す。COREDOシリーズ全体で年間250億円程度の売り上げを目指す。ビジネスの街としてだけでなく、商業エリアとしての認知度をさらに高めていくための重要な拠点に位置付けている。

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