米国非上場REITに投資するクラウドファンディング登場 OwnersBookから

» 2019年10月07日 16時57分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 クラウドファンディングサービス「OwnersBook」を運営するロードスターキャピタル(東京都中央区)は、海外不動産へのクラウドファンディング投資サービスを開始する。米国のクラウドファンディング事業者のFundriseが提供している商品を、ロードスターキャピタルが取り扱う。

Income eREITが投資する代表的な物件例

 第1号は、「Income eREIT」と呼ばれる非上場REIT。米国各地の商業用不動産プロジェクトに対する貸付を中心とし、2015年のサービス開始から現在24件のプロジェクトで運用されている。

 投資期間は5年間。購入時および償還時の価格は、純資産であるNAVを基に計算する。過去の配当利回り実績は約8%。米国での現地課税および管理費用として0.583%が引かれ、今回のクラウドファンディングでの税引き前の想定利回り(IRR)は4.57%としている。

【訂正:2019/10/09 初出で税引き後の想定利回りとして4.6%と記載していましたが、税ではなく管理費用が引かれ、税引前のIRRが4.57%となります。】

Income eREITの過去の配当利回りとNAVの推移

 従来、非上場REITは投資金額が大きく、機関投資家以外の投資は難しかった。OwnersBookでは一口50万円から出資が可能。最高出資額は450万円となっている。

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