紙おむつも買える自動販売機、ダイドードリンコなどが提供 子育て世代の外出支援道の駅やサービスエリアに展開

» 2019年11月14日 17時55分 公開
[ITmedia]

 紙おむつを買える自動販売機が、茨城県潮来市の道の駅「いたこ」に登場した。ダイドードリンコなど3社が設置を進めているもので、飲料水やスポーツドリンクなどと同じように、2枚入りの紙おむつを自販機で購入できる。価格は220円。バラ売りの紙おむつを出先で手軽に買えるようにすることで、子育て世代の外出をサポートする。

photo 「紙おむつ自動販売機」
photo 利用イメージ

 紙おむつ自動販売機の設置には、ダイドードリンコ、ベビー用紙おむつ「GOO.N」や家庭用品「エリエール」などで知られる大王製紙、セコムグループでメディカル事業を担うセコム医療システムの3社が協力。国土交通省が「子育て応援施設」として道の駅やサービスエリアを整備していることを受け、同省の取り組み方針の1つである「おむつのばら売り」を推進するために開発した。

 全体の企画と紙おむつの包装はセコム医療システムが、紙おむつの製造は大王製紙が担当。販売する紙おむつは、自動販売機からスムーズに取り出せるよう、円柱形に丸めてあるという。自販機の設置や管理、飲料と紙おむつの補充などはダイドードリンコが行うが、使用済みの紙おむつの回収は行わない。

 今後3社は道の駅やサービスエリアに加え、商業施設や公共施設などにも紙おむつ自動販売機の設置を進める考えだ。

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