元カノが子宮頸がんになった過去……ホリエモンがハヤカワ五味と語る「予防医療と検診の必要性」堀江貴文が語る「予防医療」【前編】(3/5 ページ)

» 2019年11月27日 04時00分 公開
[田中圭太郎ITmedia]
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ワクチン定期接種の接種率をあげることが「唯一の解」

堀江: 医療の問題は複雑ですよね。複雑なことでも説明すれば分かると正統派の人は言いますけど、どうですかね。僕はTwitterのクソリプをすごく受けていて、気付いたことがあります。Twitterって140文字しか書けないでしょう。僕は連ツイとか、長文を書くのがいやだから、シンプルに書きたいわけです。

ハヤカワ: なるべくシンプルに。

堀江: 余計なことを書きたくないからシンプルに書くと、文脈や行間が読めない人が多いのです。もっと言うとそれ以前の問題で、前提となる知識とか教養がないので、僕が何を言っているのか理解できていない人がいます。だけど、理解できていないと言いたくないから、攻撃的になったり、訳の分からないリプをどんどん返してきたり、クソリプをそのまま返してきたりするんですね。

 どうしてだろうと考えたら、国語力がない人が相当多いのかなと思いました。しかも国語力がないことを恥ずかしいと思っているから、国語力があって理解しているふりをする。僕が話していることやツイートを全然理解できていないのに、分かったようなふりをする人がわりといます。半分とまでは言わないけど、Twitterとかのクソリプを見ていると、3、4割はいる感じがします。だから、子宮頸がんの問題も、いくら説明してもたぶん分からないと思いますよ。

ハヤカワ: 子宮頸がんは検査も複雑です。国が実施する検査以外だと、子宮頸がんの検診は初診料などを含めると5000円くらいかかります。そうすると、いつ検診があるのかを追いかけられない人だと、より検査のハードルが上がるのかなと感じていますね。

堀江: そうなんですよ。だからこそ定期接種の接種率をあげることが必要です。僕はたぶん、それが唯一の解だと思っています。

ハヤカワ: 全員一律でということですか。

堀江: 小学校や中学校に通っていない人のフォローは難しいけど、それでも9割以上の人たちが小・中学校に通っているわけだから、その既存のシステムに組み込むのが一番簡単ですね。

ハヤカワ: 世界では近い将来、子宮頸がんがほぼなくなるめどがついているところもあります。

堀江: オーストラリアだと2028年までにHPVは撲滅できる可能性があるという報告が上がっています。

phot

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