台湾で注目されている日本製品ランキング 「日清 から揚げ粉」が上昇中

» 2019年12月26日 16時25分 公開
[ITmedia]

 対日世論調査で「最も好きな国」に59%が「日本」をあげるほど日本に好意的な台湾(第6回台湾における対日世論調査/公益財団法人日本台湾交流協会調査)。その台湾ではどんな日本製品が人気を集めているのだろうか。

 アウンコンサルティングが訪日外国人向けのショッピングサポートアプリ「Payke」の商品接触ランキングデータと検索数を比較し、台湾の日本製品に対する関心度を分析した(以下は「Payke」のスキャン数が多かった商品のランキングに検索数を加えたもの。調査期間は2019年1月〜11月)。

 食品部門では、「カップヌードル」「日清 から揚げ粉」「日清焼きそば」が上位にランクイン。化粧品部門では、「なめらか本舗」、シートマスクの「プレミアムプレサ」「休足時間」などが関心を集めた。医薬品部門の上位には、「龍角散」「サンテFX」「液体ムヒ」がランクインした。

食品

 検索数が少ない一方、スキャン数が多い商品は、スキャンをして商品情報を得ていると考えられる。つまり、需要の高い商品でありながら、商品としての認知度が低い可能性があるという。

 食品では「一平ちゃん」「雪印コーヒー」「じゃがりこ」、化粧品では「なめらか本舗」「馬油スキンクリーム」、医薬品では「サンテFX」「ロートリセ」などがこれにあたる。

化粧品
医療品

 それに対して、スキャン数が少なく、検索数が多い商品は、商品としての認知度と需要がともに高い可能性があるとアウンコンサルティングは分析する。食品では「午後の紅茶」「マルちゃん」、化粧品では「ペアアクネ」「ロゼット」「ヒアルロン酸原液」「薬用ツブ・ナイト」、医薬品では「アリナミン」「サロンパス」などがこれにあたる。

 18年1月から19年10月にかけて検索数の変動が大きかった検索ワードを調査したところ、以下の図のような結果となった。「日清 から揚げ粉」は19年3月から増加傾向にある。また、「龍角散」は花粉症の多い3〜4月に、「午後の紅茶」は3月と9月に検索数が伸びており、季節による規則性が出ていることが分かったという。

「日清 から揚げ粉」のPayke検索数推移
「午後の紅茶」のPayke検索数推移

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