コラム
» 2019年12月31日 09時00分 公開

台風による新幹線車両の被害も:リニア問題はどうなる? 2019年の鉄道ビジネス、注目された「新幹線」 (1/2)

「ITmedia ビジネスオンライン」の人気コンテンツである鉄道記事の中から、2019年に注目された記事を振り返る。「新幹線」に関するテーマへの関心が高かった。

[加納由希絵,ITmedia]

 2019年もあとわずか。今年は、東京五輪・パラリンピックが開催される20年とその先に向けて、テクノロジー活用や働き方改革、街づくりなどが進んだ1年だった。鉄道業界でも、新駅や新路線の整備などがたびたび話題になった。一方、台風の影響で計画運休の実施もあった。自然災害による被害の大きさに心を痛めた人も多かったのでは。

 「ITmedia ビジネスオンライン」の人気コンテンツである鉄道記事の中から、19年に注目された記事を振り返る。20年以降も重要課題となるテーマ、特に「新幹線」に関する記事が出そろった。

2019年は「新幹線」に関する記事が注目された

リニア中央新幹線、静岡工区はどうなる?

 19年に人気だった記事を並べると、上位はほぼ全てが「新幹線」に関するテーマだった。全国各地をつなぐ高速鉄道に対する注目度は常に高いようだ。

 その中でも注目されたのが、JR東海が工事を進めている「リニア中央新幹線」を巡る問題。27年の開業を予定しているが、静岡県内の工区はいまだ着工できていない。県内区間の長さは11キロだが、工事によって大井川の水量が減少するとして、知事が着工を認めていない。国土交通省も交えて協議を重ねているが、見通しは不透明だ。

「リニア中央新幹線」の注目記事

リニア中央新幹線を巡る問題はどうなるか

 九州でも新幹線を巡る問題が注目されている。建設が進む「九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)」だ。計画区間のうち、武雄温泉(佐賀県)〜長崎間はすでに工事が進んでおり、22年度の開業を予定している。

 一方、佐賀県内の新鳥栖〜武雄温泉間は未着工。国や長崎県、JR九州は、車輪の間隔を変えることで在来線の線路も走れる「フリーゲージトレイン」の導入を断念し、他の区間と同じ「フル規格」での整備を進めようとしているが、地元の佐賀県は並行在来線への影響などを理由に反対している。

「長崎新幹線」の注目記事

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