年末年始は多くのイベントが発生する。クリスマス前の休日にはイベントやパーティー、12月24日と25日は家族でクリスマス、その後は仕事納めに向けた残業、帰省ラッシュ。お正月になると実家や神社などに人が集まり、1月3日以降はUターンラッシュ。こうした楽しいイベントが続くと、お酒の消費も自然と伸びる。
例年、こうした時期にコンビニではどんなお酒が売れるのだろうか。ローソンが公表した2018年度のデータから分析する。
ローソンの担当者によると、クリスマスシーズンにはワインの売り上げが伸びる。11月と比較すると売り上げの伸長率は190%だ。通常の売れ筋は、赤ワイン、スパークリングワイン、白ワインの順になっている。しかし、クリスマスにはスパークリングワインが赤ワインを抜く。年末年始にも赤ワインとスパークリングワインの売り上げはアップする。
年末(12月26〜31日)には、ビールが特に伸びる傾向があるという。この時期に売り上げが特に伸長する商品カテゴリーを順位付けすると、ビールが6位にランクインする。仕事から解放されるだけでなく、周囲がウキウキムードになるので、いつも飲んでいる安いアルコールではなくちょっと高いビールでくつろぎたいというニーズが背景にあるとみられる。特に、プレミアムビールと6缶パックのビールが売れ筋となる。人が集まる機会が多く、持ち運びしやすいパックを購入しているようだ。
年始(1月1〜4日)になると、ビールはさらに売れるようになり、売り上げが伸長する商品カテゴリーのランキングで3位になる。また、同じランキングの8位には清酒が登場する。正月になるとコンビニではビールと清酒を買う人が増える。
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