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「ストレスの限界」「離婚を考えている」 夫にやってほしいのにやってもらえない家事、トップは?若年層の方が協力的(2/2 ページ)

» 2020年01月07日 10時36分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]
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ギャップが大きいのは「名もなき家事全般」

 世代別に見ると、30代以下が突出して満足度が高いようだ。「家事・育児を十分行っていて満足」(29.6%)が唯一20%台であり、「家事・育児を少しは行っていて不満はない」(25.6%)と合わせると過半数が夫の家事や育児におおむね満足している。「家事・育児を全く行っておらず不満」も唯一ひと桁台の4.0%だった。

若い世代の方が協力的?(出所:しゅふJOB総研調査)

 女性側が夫に対し「やってほしい」と思っているが、実際にはやってもらえていない家事、育児のトップは「名もなき家事全般」だった。名もなき家事とは、「炊事」「掃除」「洗濯」といったものに分類できないような、細かい雑事を指す。例えば、トイレットペーパーの取り換えや、洗った後に乾燥した食器を棚に戻す、などが挙げられる。

 夫に対して「取り組んだ方が良いこと」としてトップに挙がったのは「掃除や片づけ」(41.6%)、2位は「名もなき家事全般」(35.2%)だった。ただ、「掃除や片づけ」は、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位(28.7%)としても挙がった。つまり、妻がやってほしいと考えており、実際に夫が行っている家事だといえる。

 一方、「名もなき家事全般」は夫が積極的に取り組んでいたものランキングの13位(6.7%)。妻側の願いと夫の行動とにギャップが大きく生じている。

 調査は19年11月13〜22日の期間、ビースタイルの会員や求人媒体「しゅふJOBパート」に登録している725人を対象にインターネット上で行った。

ギャップが最も大きかったのは「名もなき家事全般」(出所:しゅふJOB総研調査)

【訂正:2020年1月7日10時36分の初出で、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位を「掃除や片づけ」、13位を「名もなき家事全般」としていました。当該ランキングについて、1月7日13時3分にビースタイルより訂正の発表があったため、1月7日13時15分、それぞれ3位、14位へ訂正いたしました。】

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