世代別に見ると、30代以下が突出して満足度が高いようだ。「家事・育児を十分行っていて満足」(29.6%)が唯一20%台であり、「家事・育児を少しは行っていて不満はない」(25.6%)と合わせると過半数が夫の家事や育児におおむね満足している。「家事・育児を全く行っておらず不満」も唯一ひと桁台の4.0%だった。
女性側が夫に対し「やってほしい」と思っているが、実際にはやってもらえていない家事、育児のトップは「名もなき家事全般」だった。名もなき家事とは、「炊事」「掃除」「洗濯」といったものに分類できないような、細かい雑事を指す。例えば、トイレットペーパーの取り換えや、洗った後に乾燥した食器を棚に戻す、などが挙げられる。
夫に対して「取り組んだ方が良いこと」としてトップに挙がったのは「掃除や片づけ」(41.6%)、2位は「名もなき家事全般」(35.2%)だった。ただ、「掃除や片づけ」は、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位(28.7%)としても挙がった。つまり、妻がやってほしいと考えており、実際に夫が行っている家事だといえる。
一方、「名もなき家事全般」は夫が積極的に取り組んでいたものランキングの13位(6.7%)。妻側の願いと夫の行動とにギャップが大きく生じている。
調査は19年11月13〜22日の期間、ビースタイルの会員や求人媒体「しゅふJOBパート」に登録している725人を対象にインターネット上で行った。
【訂正:2020年1月7日10時36分の初出で、夫が積極的に取り組んでいたものランキングの2位を「掃除や片づけ」、13位を「名もなき家事全般」としていました。当該ランキングについて、1月7日13時3分にビースタイルより訂正の発表があったため、1月7日13時15分、それぞれ3位、14位へ訂正いたしました。】
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