小銭を使わず、QRコード決済で回せるカプセルトイ自販機「ピピットガチャ」を、デジタルコンテンツ制作などを行うソニックジャム(東京都港区)が発表した。PayPayや楽天ペイなどに対応。筐体単体での販売はせず、店舗やイベント向けに6月からレンタルサービスを提供する。価格は月額6000円から。
QRコードリーダーと4G回線のデータ通信機能を内蔵し、PayPayやLINE Pay、楽天Payといった国内大手決済サービスや、WeChat Pay、ALIPAYなどに対応。各アプリで表示したQRコードを筐体のコードリーダーにかざすと決済が完了し、ハンドルを回せるようになる。小銭を使わないため訪日客でも利用しやすく、高額商品の販売にも使えるという。
また、ソニックジャムやレンタル先の企業が発行したQRコードも利用可能。「アプリ会員向けに専用コードを発行して実店舗へ送客する」「キャンペーン参加のインセンティブを提供する」といった使い方ができる他、会員データなどとひも付けてマーケティングに活用することもできるという。レンタルサービスは2月から予約を受け付け、2020年度に出荷台数500台、売上高1億円を見込む。
キャッシュレス決済で回せるカプセルトイ自販機は、大手玩具メーカーのバンダイが先行。交通電子マネーで決済できる「スマートガシャポン」を19年4月から本格運用しており、今後二次元コード決済にも対応すると発表している。
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