ドル高が加速している。新型コロナウイルスの影響でアジア地域の経済への影響が懸念されたことや、日本のGDPが予想を下回ったことなどから、相対的に好調な米国のドルが買われた。
複数の主要通貨に対する米ドルの価値を表すドルインデックスは、4カ月ぶりの高水準。ドルは各通貨に対して上昇したが、特に円は売られ、2月19日から1円ほど上昇、20日時点で111円台で推移している。
これまで円は安全資産と見られることが多く、情勢不安時には買われることが多かったが、日本の経済状況の不透明感から売られた。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストのコメント。「新型肺炎に対する過度な懸念は後退しつつある。主要国の株価指数も底堅い動きに転じている。一方で、日本においては、国内でも感染者数が増加し、発表された経済指標が悪かったため、国内の景気先行き懸念から、金融緩和期待が高まっている」
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急速な円高 一時1ドル105円台にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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