新型コロナウイルスの感染拡大により、お客と密接にかかわる業界にも影響が出始めている。スターバックスコーヒージャパンは3月2日に、店舗オペレーションの一部変更を発表。店内において紙カップやプラスチック食器で商品を提供する。これまで、お客が持参したタンブラーにドリンクを提供するサービスを行っていたが、こちらは一時休止するという。
また、カルディコーヒーファームを運営するキャメル珈琲は2月26日に、店頭での「コーヒーサービス」を休止すると発表。全店舗で当面の間休止するという。公式Webサイトによると、同サービスは1992年に開始。夏場に来店したお客に対し、おもてなしの意味でアイスコーヒーを提供したのが始まりだとしている。最近では、冬場になるとホットコーヒーを提供するなど、通りすがりの人に来店してもらうための動線として機能していた。
一方、コストコでは試食販売の形式を維持する(3月6日時点)。コストコホールセールジャパンの担当者によると、「今まで通り、飛沫防止用マスケットの着用を行い、マスクの着用を試食対応の者以外にも行わせている」。咳エチケットや手洗いなどはこれまでも徹底しており、特に問題はないという考えだ。状況を見ながらではあるが、当面は試食を維持するという。
また、コストコではトイレットペーパー、ペーパータオル、ウェットティッシュなどについて「1世帯1個限り」という購入制限を設けている。さらに、3月5日からは30ロール入りのトイレットペーパーを小分けにして6ロールずつ販売するなど、対応に追われている。
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