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» 2020年03月20日 08時00分 公開

杉山淳一の「週刊鉄道経済」:コロナ問題で気になる「鉄道の換気」の秘密 今こそ観光列車に乗りたいワケ (6/6)

[杉山淳一,ITmedia]
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 私のような乗り鉄にとっては、列車に乗ること自体が趣味の目的だから、列車が動いていれば旅を楽しめる。通勤電車は避けたいけれど、路線自体が運休しない限り旅はできる。イベントが中止されている今だからこそ、落ち着いた旅ができるともいえそうだ。

 新型コロナウイルスは、感染しても直ちに自覚症状はないという。感染を知らぬまま他者を感染させているかもしれない。だから疑心暗鬼になる。隣の人は大丈夫か。いや、そもそも、現在の私自身は大丈夫か。できることがあるとすれば、発症するまでは可能な限り自衛して、発症したら大人しく自宅療養だ。それで死んでも悔やまない。自己責任には覚悟が伴う。

 新型コロナウイルスとは関係なく、定期列車は走っている。

 新型コロナウイルスとは関係なく、春の花は咲き始めている。

 新型コロナウイルスとは関係なく、日は昇り、日は沈む。

 人々が暮らし続ける限り、夜景は素晴らしい。

 だから私は旅に出る。あなたもどうぞ、とは言いにくいけれども。

生駒山宝山寺付近の宿に泊まった。部屋からの夕景
同じ部屋からの日の出。宿代も安くなっている

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。


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