「なぜか分からないけど使いやすい」 プロも驚くコンパクトで高機能な文房具5選目利きが選ぶ「今使いたいビジネスツール」(3/4 ページ)

» 2020年03月25日 05時00分 公開
[納富廉邦ITmedia]

「多色ペンはペン先がブレやすい」を克服

 「Pit Air mini」のところで、知らず知らずに受けていたストレスが解消されると書いたが、同じような気分が味わえるのが、ゼブラの「ブレン3C」だ。ペンケースをスッキリさせるには、筆記具の量を減らす必要がある。その際、誰もが多色ペンや多機能ペンを使うだろう。もし、シャープペンシルが要らないなら、多色ペンは、ゼブラの「ブレン3C」を強くオススメしたい。「ブレン」は、ノック式ボールペンの構造上、どうしてもペン先に筆圧をかけると少しブレる点に注目。ペン先がブレないシステムを開発し、搭載したボールペン。エマルジョンインクを使った滑らかな書き味に加えて、ペン先のブレが気にならないということで、2019年に大ヒットした製品だ。

ゼブラ「ブレン3C」400円+税(出所:ゼブラ公式Webサイト)

 「ブレン3C」は、その3色ペン版。ノック式の多色ペンは、単色のノック式に比べてさらにペン先がブレやすい。筆者も実は、そのことにあまり気付いていなかった。単色のブレンを使った時も、「確かにカッチリした書き味だけど、これでなければという感じではないなあ」と思っていた。ただ、持ちやすいし書きやすいことは確かなので愛用している。ところが、この3色ペン版は違った。書いた瞬間に「おおっ、書きやすい」と思ったのだ。多分、無意識に多色ペンのブレにストレスを感じていたのだろう。それで、いろんな人に使ってもらったのだが、一様に「なぜか分からないけど書きやすいと感じる」という反応だった。「みんなストレスを感じてたんじゃん」と思った。

使いやすさには理由がある(出所:ゼブラ公式Webサイト)

 よく使う黒の芯は、クリップの反対側にある押しやすい大きなノックボタンで出るようになっている。3色ペンなのにかなりスリムな軸になっており、普段使いのペンとしてもよくできていて、仕事用のメイン筆記具として使える仕上がり。そして安い。「ゼブラ大丈夫か?」というくらい安い。なので、これもとにかく使って欲しいと思うのだ。確実に「書く」仕事は楽になる。

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