カンミ堂の「ペントネ」はペンケースに入れて持ち歩くことを前提に作られたフィルム付箋。付箋は色々あるし、小さいものも多くのメーカーから出ているが、ペンケースに入れることを考えると、意外に向いた製品が少ない。ほとんどの付箋は取り出しやすさを考えて、ケースが無かったり、ケースに入っていても取り出しやすいように先が露出している。そのため、ペンケースに入れて持ち歩くと、その部分が折れ曲がったり汚れたりしてしまう。それらの問題を解決したのが、この製品。
ロールタイプのフィルム付箋が3色、透明の筒の中に入っていて、好きな付箋を引っ張り出して使う。付箋には三寸目が入っていて、好きな長さで簡単に切り取ることができるようになっているのだ。そのため、書類の目印などに使うような細くて小さな付箋から、文字なども書けるある程度大きな付箋まで、このコンパクトなボディーに収納されているような使い方ができる。引っ張り出した端の部分は、ボディーから突き出した板状の部分に貼り付けておいて、使う時は剥がして引っ張り出す仕掛け。貼って剥がせる付箋だからできる仕組みなのだ。ノマドやフリーアドレスの時代、付箋もペンケースに入れて持ち歩けば、どこででも、オフィスと同じように仕事ができるだろう。
最後は定規。カッターナイフで紙を切る時、物の大きさを計る時、直線になっているかどうか調べる時など、定規があれば丁寧な仕事ができる。しかし、大きいものは邪魔だし、小さいものは使いにくい。そのため、定規無しで雑に切ったり、折り曲げたりしてはいないだろうか。デザインフィルの「アルミマルチ定規<30cm>」は、二つに折り曲げればペンケースに収まるし、伸ばせば30センチの直線を楽に引けるくらい、継ぎ目が邪魔にならない良くできた折りたたみ定規なのだ。しかも、折りたたむ部分に目盛りが付いていて、角度が計れるようにもなっている。
仕事の効率化は大事だが、それは速ければ雑にしても良いということではない。速くて雑な仕事は、周囲にとっては二度手間三度手間を生みやすく、迷惑をかけがちだ。今は、個人レベルでの丁寧な仕事の積み重ねが、良い結果につながり、効率化にもなるということも分かってきた。そういう状況で、使える定規があるのはとてもありがたいことだ。ビジネスの現場に溶け込むルックスの良さも、デザインの賞を取っただけのことはある。そして、使いたいという気分にさせてくれる。是非、ペンケースに入れておいてほしいアイテムの一つだ。
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