EV専用プラットフォームも新開発した。車体中央に薄いバッテリーを配置することで、前後の重量配分を均等にしているほか、フラットなフロアを実現している。加えて、従来は室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置。広い室内空間を確保したことも特徴だ。
先進運転支援技術のプロパイロット2.0は、新型「スカイライン」にも搭載したシステム。同一車線内でハンズオフ走行ができる機能がある。スカイラインに搭載しているシステムよりも精度を向上させており、「複数の車線をより正確に捉えることができる」(開発担当者)という。
収益力の向上が大きな課題となっている日産は、新型車の投入、EVなど電動車両の販売拡大、プロパイロット搭載車種の拡大など、強みを生かせる分野を中心に取り組みを急いでいる。新型アリアの発売は1年後となるが、それまでに先進技術を強調したEVへの期待感を高め、販売拡大につなげたい考えだ。
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