サントリー食品インターナショナルは8月25日、緑茶飲料「伊右衛門」のラベルレス商品を数量限定で再発売する。4月に商品の大幅リニューアルに合わせてラベルレス商品を限定販売し、好評だったことから再び展開する。リニューアル後に訴求してきた“鮮やかな緑”の液色が、より多くの消費者の目に触れるような施策を打つ。
伊右衛門の販売状況は、近年は前年割れが続くなど苦戦していた。4月のリニューアルで、中味だけでなくパッケージも含めて大幅に変更。開発によって実現した緑の液色を前面に打ち出したことで販売を伸ばした。6〜7月は前年同期と比べて5割増だった。
ペットボトル本体やラベルの裏側にも絵柄をデザインするなど、ラベルをはがして鮮やかな緑色を見てもらうための仕掛けを施している。通常のフィルムラベルを外した「伊右衛門ラベルレス(首掛式ラベル付)」の販売もその一環で、中味の色を最大限見てもらうことを狙いとしている。
4月のラベルレス商品販売時には「緑色がキレイだし、ボトルの絵柄もかわいい」「インパクトがあって思わず購入した」「ごみの分別でラベルをはがさなくていいのが楽でうれしい」といった声があったという。ラベルレスだと商品名やブランドが一目で分からないものの、ラベルがないという斬新さに加えて、捨てるときの一手間を省けることもイメージ向上に寄与したようだ。
伊右衛門ラベルレスは全国のコンビニと交通売店で販売。容量は600ミリリットルのみで、希望小売価格は140円(税別)。
また、新たな取り組みとして、ラベルをはがすことで応募できるキャンペーンも8月18日から実施している。ラベルの裏などに印字されたおみくじを集めて応募してもらうキャンペーンで、手ぬぐいやグラスなどの“縁起物”の詰め合わせや金目鯛、牛肉を抽選で贈る。
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