クラウド名刺管理サービスを運営するSansan(東京都渋谷区)は8月26日、スピーチなどの書き起こしメディアを運営するログミー(東京都渋谷区)を買収すると発表した。株式の約70%を取得し子会社化する。買収額は非公表。ログミーが持つネットワークと、同社のサービスを掛け合わせ、新たなサービスの展開を目指す。
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2013年に設立されたログミーは、ITやイノベーション、起業などをテーマにしたイベントの内容を情報感度の高い層に届ける「logmi Biz」や、決算説明会などの情報を個人投資家を中心とした幅広いステークスホルダー向けに発信する「logmi Finance」などを運営している。
ログミーウェブサイト
今回の子会社化でSansanは、同グループが持つユーザー基盤や営業ノウハウなどを活用し、ログミーの業績拡大を図る方針だ。また、イベント関連事業や広告関連事業での連携を強め、新商品の開発や、記事データベースの価値向上に向けた取り組みを実施するという。
Sansan広報担当者は、ログミーが持つ独自性の強いサービスや、起業家や個人投資家をターゲットにした高いブランド力を、同社が行う企業同士のマッチングを支援するビジネスイベント「Meets」などに応用していきたいと話す。さらに今後は、同社の運営する法人向けクラウド名刺管理サービスのSansanや、個人向け名刺アプリのEight上でログミーの記事を展開するなどの連携を行い、両社のサービス価値の向上に取り組みたいとしている。
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