日本を変える「テレワーク」

集中時間が193.4%に増加? 「在宅だと集中できない」を解決する小型書斎、ジンズ子会社が発売クラウドファンディングで受注開始

» 2020年09月08日 16時04分 公開
[秋山未里ITmedia]

 ジンズ傘下でコワーキングスペースを提供するThink Labは9月8日、自宅用のブース型書斎の「Think Lab HOME」(シンク・ラボ ホーム)を発表した。在宅勤務中に「家では集中できない」と悩むビジネスマンに向け、折りたたんで収納できる「Think Lab HOME+」(プラス)と、よりコンパクトで常設型の「Think Lab HOME」を用意。9月10日にクラウドファンディングサイト「Makuake」で受注を始める。

photo 左が常時設置型のThink Lab HOME、右が折りたたみ収納型のThink Lab HOME+

 価格は、Think Lab HOME+の通常価格が4万9900円(早割価格は3万9900円)、Think Lab HOMEの通常価格が1万4000円(早割価格は9900円から)。前者は200台、後者は800台限定の受注生産からスタートし、順次販路を拡大する予定だ。

集中できている時間が193.4%に増加

 Think Labは、眼鏡ブランドを展開するジンズの子会社。集中度合いを計測できるメガネ型デバイス「JINS MEME」(ジンズ・ミーム)を使った研究結果に基づき、コワーキングスペース「Think Lab 汐留」「Think Lab 銀座」を開設・運営している。

 同社が在宅勤務者の集中度合いを計測した結果、椅子・机など設備の問題や、家族との空間の区分ができていないことが集中力の低下につながると判明。結果を踏まえ、Think Lab HOMEを開発した。

photo JINS MEME

 親会社ジンズホールディングスの社員6人を対象に、Think Lab HOMEを使ったときの在宅勤務中の集中度合いを検証。オフィスで仕事をした場合と比べて、集中できている時間が平均193.4%に増加していることが分かった。同社は「あくまで少人数のテストではあるが」と前置きした上で、「在宅勤務での仕事の効率アップが見込め、働き方の選択肢やそのパフォーマンス向上の効果が得られる」と判断。商品化を決めたとしている。

photo Think Lab HOME+の設置イメージ

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