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» 2020年09月28日 05時00分 公開

コロナ時代をどう戦う? IKEA、ニトリ、無印、それぞれの戦略巣ごもり需要で好調(4/5 ページ)

[岩崎剛幸,ITmedia]

無印は店舗の大型化と共に地域に密着した食の強化で売り上げ拡大を狙う

 良品計画の理念には「良品価値の探求 Quest Value 『良品』の新たな価値と魅力を生活者の視点で探求し、提供していく」という言葉があります。同社はこの良品に創業以来こだわってきた会社です。その良品を支えるためにはいかに業績を安定させるかが重要となります。

 良品計画は増収減益というのが今の実態です。利益率は悪くはないのですが、安定成長してきた数年の傾向からすると、その勢いがなくなっているようにも感じます。しかし、最近は店舗の大型化を推進しています。例えば、無印良品野々市明倫通り店(600坪、石川県野々市市)のような500坪以上ある店舗を開発しています。今後、同クラスの店舗を100店舗まで増やす計画です(19年末時点で41店舗)。また、店舗の大型化によって強化している部門があります。これが同社の今後の大きな戦略の柱になります。

 それは無印良品銀座店(1300坪、東京都中央区)に行くと分かります。今、一番力を入れているのは食です。

 地域の暮らしに貢献するという考えのもと、「店舗の土着化」をテーマに銀座店や京都山科店では食や飲食の強化を始めています。このコロナ禍でも食品の売り上げは50%近く伸びてています(20年7月)。まだ全体の8%程度の売り上げですが、これを30年までに30%まで高めようという計画もあります。ここにきてローソンへの生活雑貨を中心にした商品卸も始め、販売戦略がバラついている印象がありますが、地域密着型の店舗展開と食品強化に軸足が定められれば、さらに成長していくことでしょう。

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