平井卓也デジタル担当大臣への期待が盛り上がっている。10月1日、日本ブロックチェーン協会(JBA)とFintech協会は、それぞれ大臣を表敬訪問し、30分ほどのディスカッションを行った。
JBAの加納裕三代表理事は、「ブロックチェーンを国家戦略に」と訴え、ブロックチェーン特区の開設や、期間を区切ったCBDC(中央銀行デジタル通貨)の試験導入、行政システムのブロックチェーン化などを提案した。平井大臣は、中国などがブロックチェーンが国家戦略として掲げられていることを踏まえ、「日本でもブロックチェーンを学んでいる人が増えた。もともと日本人(の名前の人)が始めたし、ブロックチェーンの技術は日本人に向いている」などと話した。
Fintech協会の丸山弘毅代表理事は、「今後は情報の流れが重要になっていく。中でも決済、金流が国のインフラになってくる」とフィンテックの重要性を訴えた。平井大臣は、「本人確認のトラストアンカー(電子認証の基点)にマイナンバーカードのICチップ機能を使ってもらいたい。金融のトランザクションに組み込んでほしい。セキュアな基盤を一緒に作っていきたい」と話した。
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