スズキは10月8日、軽トラック「キャリイ」など計4車種8万2590台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。燃料タンクに不具合があり、亀裂が入った場合、燃料が漏れる恐れがあるという。
リコール対象車種はキャリイのほか、同社がOEM供給した、日産自動車「NT100クリッパー」、マツダ「スクラム」、三菱自動車「ミニキャブ」の計4車種。製造期間は2013年9月〜14年8月。
対象車両では、燃料タンクに不具合があった。車体への取り付け部位の強度が不足しているため、走行中の振動によってその付近に亀裂が発生する場合がある。そのまま使用を続けると、亀裂が進行して燃料がにじみ出ることがあり、最悪の場合、滴下する恐れがある。
改善措置として、全車両の燃料タンクを対策品に交換する。これまでに18件の不具合が報告されている。
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