ホンダは2月27日、軽自動車「N-BOX」など計2車種18万5902台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。後退灯制御リレーに不具合があり、バックランプが点かなくなる恐れがある。また同日、自動無段変速機(CVT)の不具合についても、「N-BOX」4万4974台のリコールを公表している。
バックランプの不具合は、N-BOXと「N-VAN」が対象。製造期間は2017年7月〜19年1月。
ヒューズボックスに内蔵されている後退灯制御リレーの選定が不適切だった。そのため、リレー作動時に生成された金属異物がリレー駆動部に挟まることがある。そうなった場合、リレーが導通不良となり、バックランプが不灯となる恐れがあるという。
今後、対象の全車両のヒューズボックスを対策品と交換する。これまでの不具合件数は47件。
CVTの不具合は、N-BOXと「N-BOX Custom」が対象で、製造期間は17年8月〜12月。
CVTのトルクコンバータにおいて、ロックアップクラッチダンパスプリングの成形が不適切だった。そのため、ロックアップ機構作動時に過大な応力がかかり折損することがある。そうなった場合、折損したスプリングがトルクコンバータ内部に脱落することで異音が発生。最悪の場合、トルクコンバータ内部に噛み込み、発進時などにエンストして走行できなくなる恐れがあるという。
今後、対象の全車両について、トルクコンバータを良品と交換する。不具合は263件発生している。
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