ビックカメラ、ワークマン、アルペン…… 異業種の参入で盛り上がるアウトドア市場の今長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ)

» 2020年10月13日 05時00分 公開
[長浜淳之介ITmedia]

 アウトドア専門ショップのオープンが相次いでいる。

 ホームセンター大手のコーナン商事が9月に、キャンプ専門店「キャンプデポ」を初出店。10月には、ビックカメラも東京・立川店内に新業態「ビックアウトドア」をオープンした。

 アルペンも2018年から、アウトドアと登山に特化した専門店を展開し始め、合わせて13店となった。

 作業服からアウトドアウェアやタウンウェアに進出したワークマンは、18年から展開している「ワークマンプラス」の店舗数が222店(2020年9月末現在)まで伸びた。さらに、18年10月から既存店売上高が36カ月連続で前年同月を上回り続けている。

ビックカメラがオープンしたキャンプ専門店

 このようなアウトドア隆盛の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大で、レジャーのあり方が大きく変化したことがある。屋内で密になるのを避けて、換気に不安のないアウトドアが選ばれる傾向が高まっている。

 今年は東京オリンピックの開催が予定されていた。健康増進を目的にスポーツを日常に取り入れる観点から、アウトドアへの関心が高まっていた。それがコロナ禍で見直された面もある。

 アウトドア市場には、異業種とみられるホームセンター、家電量販、スポーツ用品、作業服などの専門店、メーカーがこぞって参入し、急拡大しているのが特徴。主要なプレーヤーたちの活動をレポートする。

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