クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

スバル、新型「レヴォーグ」発表 期待を超える“超・革新”の3つの価値とは?「アイサイトX」など技術を結集(2/2 ページ)

» 2020年10月15日 16時00分 公開
[加納由希絵ITmedia]
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ハンズオフ運転も可能な「アイサイトX」

 先進安全の分野では、新開発のステレオカメラに前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現した「新世代アイサイト」を標準装備。前側方プリクラッシュブレーキ、前側方警戒アシストなどの安全機能も搭載し、幅広いシーンで安全運転を支える。

 また、GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と3D高精度地図データを組み合わせた新開発の運転支援システムとして「アイサイトX」を導入。自車位置を正確に把握することで、高速道路などの自動車専用道路において、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作のアシストを行う。渋滞時のハンズオフが可能なほか、渋滞時の発進、車線変更、カーブや料金所前の速度制御などもアシストする。

自動車専用道路で運転を支援する「アイサイトX」では、渋滞時のハンズオフアシスト機能も

 スポーティの価値は、走行性能に表れている。スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造を組み合わせることで高剛性化・軽量化したほか、新開発の1.8リットル直噴ターボ“DIT”エンジンを採用。それによって、走行性能は「今までのスバルとは次元が違うレベルに到達した」(五島氏)という。

 ワゴン価値というのは、快適性や操作性、積載性を高めたワゴン機能とインテリアのことだ。運転席周辺では、大型センターインフォメーションディスプレイを搭載したほか、アイサイトX搭載グレードにはフル液晶メーターを採用。走行時に必要な情報をアイサイトアシストモニターとメーターに表示し、設定や操作の機能はセンターインフォメーションディスプレイに集約。ドライバーの認知と操作をサポートする先進的なデジタルコックピットを作った。

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイのイメージ
12.3インチフル液晶メーターのイメージ

 荷室スペースには、大容量のサブトランクを新たに採用。荷室総容量を561リットルに増やし、幅広い用途に対応する。

大型のサブトランクを搭載

 初年度は月2200台の販売を計画する。グレード「GT」「GT-H」「STI Sport」を用意し、税込価格は310万2000円〜370万7000円。アイサイトX搭載の上級グレード「GT EX」「GT-H EX」「STI Sport EX」は、それぞれ通常グレードより38万5000円高い348万7000円〜409万2000円。

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