価格比較サイト「Shoply」などを手掛けるInSync(大阪市)は、通販モール「Wakeari(ワケアリ)」と「Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループ」を統合した「社会貢献型通販モール:WakeAi(ワケアイ)」をオープンした。
新型コロナウイルスの影響で事業が立ち行かなくなった事業者は、同モールを通して自社の商品を出品したり販売したりすることができる。消費者は通常より低価格で商品を購入でき、コロナ禍でのフードロス削減の支援につなげられる。
「Wakeari(ワケアリ)」は2020年5月、InSyncが「買って応援、食べて応援」をキャッチコピーに作ったECモールだ。一方、「Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループ」は20年4月に立ち上がった、36万人以上のユーザーを持つボランティアグループとなる。
今回、「互いのないものを補完しあうことができ、また今以上に支援の輪を広げ、可能性を広げられる」との理由で、両者のサービスを統合させることを決定したという。今後はフードロス削減だけに限らず、SDGs(持続可能な開発目標)実現を目指して事業を進める。
なお、8月12日よりクローズドでサービスを提供しており、すでに月間平均1万件以上の注文を受け付けているという。
WakeAiは10月14日に、農林水産省が推進するインターネット販売推進事業「#元気いただきますプロジェクト」に参加した。同プロジェクトは新型コロナウイルスの拡大に伴う外出自粛や輸出停滞の影響で、在庫の増加が顕著な品目について、送料などを支援することで販売を促進する取り組みだ。
Wakeariは同プロジェクト対象の商品を取りそろえ、該当商品の送料無料での販売を始めている。
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