マネックス証券は10月26日、貸株サービスの機能を拡充し、信用取引口座との併用を可能にすると発表した。11月6日から開始する。
貸株サービスとは、保有している株式をマネックスに貸し出すことで、所定の金利を受け取れるサービス。他の大手ネット証券とは異なり、これまで信用取引口座を開設していると、貸株を利用できなかった。
また、信用取引の代用有価証券として担保にしている株式についても、貸株を行い金利を受け取れる。このとき、マネックス証券の信用リスクを負うことになり、倒産時などは保護されない。
松井証券は2019年12月に、信用取引口座と貸株の併用を可能にし、担保のまま貸株に出せるよう、機能を拡充した。楽天証券は、これまで代用有価証券として担保にするか、貸株として貸し出して金利を得るかのどちらかしか選べなかったが、9月23日から「信用貸株」サービスを開始し、代用有価証券のまま貸株に出せるようになった。
売買手数料の無料化トレンドが進む中、各社は新サービス競争をしつつ、新たな収益源を模索している。
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マネックスが一般信用(無期限)の貸株料を1.1%に引き下げCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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