リクルート住まいカンパニーは、同社が制作する「都心に住む by SUUMO」12月号で、各区の新築マンション平均価格に比べて値ごろ感があるエリアを集計。町名単位でまとめた中から、生活環境や交通利便性に恵まれ、今後の成長を期待できる “狙い目の街”を「都心14区 穴場アドレスBEST54」として発表した。
その結果、港区の穴場アドレス1位は、芝浦ふ頭から、竹芝、浜松町にかけて広がる一帯の「海岸」だった。「ウォーターズ竹芝」や「東京ポートシティ竹芝」が開業するなど、再開発が進むエリアが穴場として評価された。
2位は内幸町駅から御成門駅にかけて広がるオフィス街の「西新橋」が選ばれた。西側には新駅開業と再開発が進む虎ノ門が隣接するほか、日比谷公園や芝公園など緑豊かな場所に挟まれたエリアとしても注目が集まる。
千代田区は1位「東神田」、2位「神田佐久間町」、3位「岩本町」と近接エリアが上位にランクイン。複数路線が利用しやすく、東京駅まで近い利便性の高さが評価された。また、最近はかつてオフィスだった場所が小・中規模のマンションに生まれ変わり、ファミリー層も増加するなど、住宅街としても注目されている。
テレワークや在宅勤務が浸透し、郊外エリアが人気を集めるなか、都心部の住居としての魅力はどう変化していくのか。今後の街の発展から目が離せない。
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